HARDANGER
ハーダンガー刺しゅう
ノルウェー西南海岸に面した地方が語源とされるハーダンガー刺繍。
イタリアで発達したドロンワークの技術が、16世紀にノルウェーに
伝わり発展したものとされます。
布目を数えて刺すステッチと織り糸を抜いて透かし模様を作る技法、
素朴な力強さとレースのような繊細さを併せ持つ魅力的な刺繍です。
DRAWN THREAD WORK
ドロンワーク
イタリアの刺繍 ドロンとは、英語で引き抜かれたという意味。
ドロンワークとは織糸を抜き、残った織り糸を束ねたり、かがったりして
模様を描き出す技法全般を言います。
白糸刺繍の基本となる技法で、縁飾りによく使われるヘムかがりや糸を抜いた部分に新たに糸を渡し、美しい模様を描くこともできます。
SCHWALMER
シュバルム刺しゅう
ドイツの白糸刺繍 19世紀、ドイツのヘッセン州にあるシュバルム地方で
生まれた白い麻の刺繍は、伝統的な自由刺繍とドロンワークの組み合わせ
特徴はコーラル・チェーン・ボタンホールステッチで囲み、格子状に糸を抜き、残った糸をかがって模様を作ります。
伝統的な図案で生命の木をテーマとした左右対称のデザインになります。
ハートは愛や友情、チューリップは太陽の恵み、丸は太陽、壺は成長することを意味し、小鳥は平和を象徴していると言われているそうです。
ドロンワーク、アジュール刺繍、フィレ刺繍などの技法が使われます。
AJOUR
アジュール刺しゅう
フランスの刺繍
織り糸をかがって引き締め、美しい透し模様を作り出す手法です。
アジュール(Ajour)とは、フランス語で「明かりとり」「透かし彫り」
という意味があります。
PUNTO ANTICO
イタリア最古のシンプルで精緻な美しいモザイク文様プント・アンティーコ
ヨーロッパ刺繍やレース編みに多大な影響を与えました。
プントアンティーコは、イタリア語で「punto=ステッチ」「antico=アンティークな」 イタリアの伝統刺繍、ヨーロッパとアフリカの交流地であるシシリア島で誕生したため、ヨーロッパ的な優美さとアラビアモザイクの左右対称で精緻な図柄とがミックスされた独特のデザインをしています。
PUNTO ASSISI
アッシジ刺しゅう
イタリア中部のウンブリア州の古都アッシジ。 聖フランチェスコ、聖クララの聖誕の地として有名です。
アッシジ刺繍は、中世にさかのぼるイタリア古代の伝統に基づいており、
今世紀になってからアッシジで復興されたものです。
シンメトリーで連続した模様が特徴で、聖フランチェスコが小鳥と会話したという逸話から鳥や動物のモチーフが多いとされています。
BLACK WORK
ブラックワーク
もとはスペインにあった刺繍(スパニッシュワーク)がヘンリー8世の時代に、妻の一人であったキャサリン・オブ・アラゴンによってスペインから
イギリスにわたってきた手法で、イギリス王室で発展しました。
ブラックワークは白い生地に黒い糸で濃淡を表現する技法です。
当時は茶、赤、緑でしたが後に黒糸で刺すようになりました。
エリザベス1世はブラックワークのドレスを好んで着たので肖像画などで
その柄を見ることができます。
布の織り目をカウントして幾何学模様のパターンを刺していく非常に
細かいステッチです。 基本はダブルランニングステッチ(ホルベイン)
、ストレートやバックステッチも使います。
CANVAS WORK
キャンバスワーク
粗い平織の手芸用布(キャンバス)の織糸にそって刺しゅうする技法の総称。
区限刺しゅうともいい,アメリカではニードル・ポイントneedle point
この技法は,プチ・ポアン(テント・ステッチ) グロ・ポアン(クロス・ステッチ)などが代表的な刺し方。
キャンバス地の織り糸を数えて、いろいろな模様のパターンを規則的に刺します。基本を学んでおくと、他の技法との組み合わせに役立ちます。
MIXED TECHNIQUES
クロスステッチ・ハーダンガー・ドロンワーク・アジュール
キャンバスワークなど、いろんな技法を組み合わせた作品 。